アサヒ音楽教室

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2025年12月21日

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【音楽教室】講師の選び方で上達の9割が決まる?初心者が陥る勘違いと本当に良い先生の条件を完全網羅!

これから楽器や歌を習いたいと考えている皆様、あるいは過去に音楽教室に通っていたけれど挫折してしまったという皆様、こんにちは。音楽教室選びにおいて、皆さんが最も重視しているポイントは何でしょうか。通いやすさでしょうか、それとも料金の安さでしょうか。もちろん、それらも継続するためには大切な要素です。しかし、数多くの生徒様と接してきた私たちが断言できることが一つだけあります。それは、「音楽が上達するか、そして楽しく続けられるかの9割は、講師選びで決まる」という事実です。

「せっかく高い入会金を払ったのに、先生と合わなくて辞めてしまった」「レッスンに行くのが憂鬱になってしまった」という悲しい結末を迎えないために、まずは具体的なテクニックの前に知っておくべき、講師選びの「マインドセット」と「良い講師の定義」について、徹底的に解説していきます。この記事を読み終える頃には、あなたが探すべき理想の先生像が明確になっているはずです。

なぜ「音楽教室の講師選び」が上達の9割を決めるのか

多くの初心者が誤解していることですが、音楽の才能や練習量以前に、学習環境、すなわち「誰に習うか」が成長速度を劇的に左右します。独学では気づけない癖を指摘してもらうことはもちろんですが、それ以上に重要なのが、講師という存在が持つメンタルへの影響力です。音楽は感情を表現する芸術です。心が萎縮している状態では、どれだけ指を動かす練習をしても、豊かな音楽は生まれません。ここでは、なぜ講師選びがそこまで重要なのか、その深層心理に迫ります。

多くの人が音楽教室を辞めてしまう「本当の理由」とは

音楽教室を退会してしまう理由のナンバーワンをご存知でしょうか。「練習が大変だから」「難しくて弾けないから」ではありません。大手調査データや現場の実感として最も多いのは、実は「講師との人間関係」や「指導方針の不一致」なのです。「先生が高圧的で質問しづらい」「自分のやりたい曲を否定された」「毎回ダメ出しばかりで自信を失った」といった、コミュニケーションのミスマッチが主な原因です。

初心者のうちは、うまくいかないことが当たり前です。その壁にぶつかったとき、講師が「一緒に乗り越えよう」と手を差し伸べてくれるパートナーなのか、それとも「なぜできないの?」と突き放す監視者なのかによって、生徒の運命は分かれます。講師との関係性が悪化すると、本来楽しいはずの音楽が「苦痛な義務」へと変わってしまいます。だからこそ、最初の選び方がすべてを決めるのです。

講師との「相性」が練習モチベーションに与える絶大な影響

「相性が良い」とは、単に話が合うということだけではありません。「この先生に今の演奏を聴かせたい」「この先生に褒められたい」というポジティブな感情が湧くかどうかが重要です。脳科学的にも、心理的安全性(安心感)が確保されている状態のほうが、学習効率が高まることが証明されています。講師との信頼関係があると、失敗を恐れずにチャレンジできるようになり、結果として上達スピードが加速します。

逆に、相性が悪い講師の前では、生徒は「怒られないように弾くこと」を目的にしてしまいます。これでは音楽ではなく、ただの作業です。良い講師は、生徒のモチベーション管理のプロでもあります。練習ができない週があっても、責めるのではなく「どうすれば忙しい中で5分でも楽器に触れるか」を一緒に考えてくれる。

そんな伴走者としての相性を見極めることが、長く音楽を楽しむための絶対条件なのです。

初心者が陥る罠!講師選びにおける「3つの大きな勘違い」

「有名な音大を出ているから安心」「コンクールで優勝しているから間違いない」。そう思って講師を選ぼうとしていませんか。実は、そこには大きな落とし穴があります。私たちが普段の生活で良しとする基準が、音楽教室の講師選びにおいては通用しないことが多々あるのです。ここでは、多くの初心者が陥りがちな「3つの勘違い」について解説し、失敗のリスクを減らすための視点を提供します。

【勘違い1】「演奏技術が高い人=教え方が上手い人」ではない

これはスポーツの世界でもよく言われることですが、「名選手、必ずしも名監督にあらず」という言葉は音楽の世界でも真実です。幼少期から英才教育を受け、感覚的に何でも弾けてしまった「天才肌」の演奏家は、大人の初心者が「なぜ指が動かないのか」「なぜ譜面が読めないのか」という悩みを、本質的に理解できない場合があります。「普通にやればできるでしょう?」という無意識の前提があるため、具体的な解決策を提示できず、生徒を追い込んでしまうことがあるのです。

もちろん、高い演奏技術は魅力ですが、それ以上に重要なのは「できない人の気持ちに寄り添えるか」という共感能力と、そのつまずきを解消するための引き出しの多さです。「プレイヤーとしての能力」と「インストラクターとしての能力」は全く別のスキルセットであることを理解しておきましょう。素晴らしい演奏家が、必ずしもあなたにとっての最高の先生とは限らないのです。

【勘違い2】「厳しい先生の方が上達する」という迷信

昭和の時代には「厳しく指導してこそ生徒は伸びる」という考え方が主流でしたが、現代の、特に趣味として音楽を楽しみたい層や子供の指導においては、この考え方は改める必要があります。過度な厳しさや恐怖心による指導は、生徒の体を萎縮させ、筋肉を硬直させます。楽器演奏はリラックスした脱力状態が最もパフォーマンスを発揮するため、緊張状態を作り出す指導は逆効果にしかならないのです。

本当に優れた講師は、感情的に怒ることはありません。必要なのは「厳しさ」ではなく、論理的な「指摘」と「改善策の提示」です。「なぜダメだったのか」「次はどうすれば良くなるのか」を冷静かつ情熱を持って伝えてくれる先生を選びましょう。「怖いから練習する」という動機付けは長続きしません。「楽しいから、もっとうまくなりたいから練習する」というポジティブなサイクルを作れる講師こそが、本物の指導者です。

【勘違い3】「家から近い・料金が安い」だけで選ぶリスク

通いやすさや料金は、継続するための重要な要素であることは間違いありません。しかし、これらを最優先事項にして講師の質を妥協するのは危険です。たとえば、どれだけ安くて近くても、毎回レッスンに行くのが苦痛だったり、半年通っても全く上達実感がなかったりすれば、それは「安物買いの銭失い」になってしまいます。貴重な時間とお金を投資するのですから、費用対効果を考える必要があります。

多少距離が遠くても、あるいは料金が相場より少し高くても、「この先生に会うと元気がもらえる」「毎回新しい発見がある」と思える講師に出会えれば、その満足度は計り知れません。結果として練習量も増え、短期間で上達するため、トータルで見ればコストパフォーマンスは良くなります。まずは「質の高い講師」を探すことを優先し、その上で条件に合うかを検討する順序をおすすめします。

良い音楽講師の条件とは?見極めるべき「3つの必須資質」

それでは、具体的にどのような講師を選べばよいのでしょうか。経歴書やプロフィール写真だけでは見えてこない、体験レッスンや面談で確認すべき「良い講師の3つの条件」をご紹介します。これらは、音楽のジャンルや楽器の種類に関わらず、すべての優れた指導者に共通する資質です。この3つの要素を兼ね備えた講師に出会えたなら、あなたの音楽ライフは素晴らしいものになるでしょう。

条件1:生徒の想いを深掘りする「圧倒的な傾聴力」

良い講師は、レッスン時間の多くを「聞くこと」に費やします。これは生徒の演奏を聴くという意味だけでなく、生徒の言葉に耳を傾けるという意味です。レッスンが始まってすぐに「はい、テキストの何ページを開いて」と一方的に進めるのではなく、「今週はどんな練習ができましたか?」「この曲のどこが好きですか?」「どんなことに困っていますか?」と、生徒の現状や内面を引き出す質問をしてくれるかどうかがポイントです。

初心者の生徒は、自分の悩みを正確に言葉にできないことが多いものです。「なんとなく弾きにくい」という漠然とした感覚を、対話を通じて言語化し、真の原因を探り当ててくれる講師。それは高い傾聴力があってこそ成せる技です。自分の話を否定せずに最後まで聞いてくれる安心感があれば、生徒は心を開き、より深い学びを得ることができます。

条件2:感覚をわかりやすく伝える「言語化スキル(翻訳力)」

音楽の世界には「もっと歌って」「お腹から声を出して」「指を転がすように」といった、抽象的な表現が多く存在します。経験者には通じる言葉でも、初心者にとっては「どうやって?」と疑問符が浮かぶばかりです。良い講師は、こうした感覚的な専門用語を、誰にでもわかる日常の言葉やイメージに「翻訳」する能力に長けています。この言語化スキルこそが、指導の上手さを決定づけます。

例えば、「脱力して」と言う代わりに「猫の背中を撫でるような手つきで触れてみて」と言ったり、「お腹に力を入れて」と言う代わりに「遠くの人に『おーい』と呼ぶつもりで」と言ったりするなど、身体感覚に訴える具体的な例え話ができる講師は優秀です。生徒の表情を見て「伝わっていないな」と感じたら、すぐに別の言葉で言い換えられる柔軟性。それが、生徒を迷わせない良い講師の条件です。

条件3:人として尊敬・信頼できる「人間的魅力」

最終的に、長く付き合っていけるかどうかは「人としての魅力」に尽きます。音楽の知識が豊富なだけでなく、約束の時間を守る、身だしなみが整っている、挨拶が心地よいといった、社会人としての基本的なマナーが備わっていることは必須です。さらに、「この先生の音楽に対する姿勢が好き」「この先生と話すと前向きになれる」といった、リスペクト(尊敬)の念を抱けるかどうかが重要です。

音楽レッスンは、マンツーマンの密室で行われることが多いため、講師の人間性がダイレクトに伝わってきます。技術を教えるだけのマシーンではなく、一人の人間として生徒に向き合い、時には音楽以外の悩みにも耳を傾けてくれるような包容力。

そうした人間的魅力を持つ講師との出会いは、単なる習い事の枠を超えて、あなたの人生を豊かにしてくれるはずです。

講師選びは「パートナー選び」と同じである

ここまで、音楽教室の講師選びにおけるマインドセットと、良い講師の条件について解説してきました。結論として、講師選びは「結婚相手」や「ビジネスパートナー」を選ぶことと非常によく似ています。相手のスペック(経歴や受賞歴)も大切ですが、それ以上に「価値観が合うか」「一緒にいて心地よいか」「苦しい時に支え合えるか」というフィーリングが、関係を継続させる鍵となります。

「先生だから」と遠慮する必要はありません。あなたはお金を払ってサービスを受ける側であり、講師を選ぶ権利があります。妥協せずに、心から信頼できるパートナーを探してください。

体験レッスンで見抜く!「本物の指導者」を見分ける具体的チェックリスト

前回は、講師選びにおけるマインドセットと、良い講師の定義についてお伝えしました。「講師選びはパートナー選び」という視点を持つだけで、失敗の確率はぐっと下がります。しかし、心構えだけでは不十分です。実際に教室のウェブサイトを見たり、体験レッスンに行ったりしたとき、具体的に「どこ」を見ればよいのでしょうか。ここからは、実践編として、プロの視点から厳選したチェックポイントを解説します。

多くの人が、体験レッスンを「自分が審査される場所(オーディション)」だと勘違いして緊張してしまいます。しかし、それは大きな間違いです。体験レッスンは、あなたが講師を「面接する場所」なのです。主導権はあなたにあります。これから紹介するポイントを頭に入れておけば、たった30分の体験レッスンでも、その講師があなたにとって最高のパートナーになり得るかどうかを、冷静に見極めることができるでしょう。

レッスン前に確認すべき「経歴・プロフィール」の読み解き方

体験レッスンに申し込む前、多くの人が講師のプロフィールページを確認すると思います。しかし、そこに書かれている華々しい学歴や受賞歴に圧倒されてしまい、肝心な部分を見落としているケースが少なくありません。プロフィールは単なる自慢大会の場ではなく、その講師が「誰のために、何ができるか」を示したプレゼンテーション資料です。ここでは、表面的なスペックに惑わされず、指導者としての実力を読み解くための3つの視点をご紹介します。

学歴・コンクール歴よりも「指導歴」と「対応幅」を見る

「〇〇音楽大学首席卒業」「〇〇コンクール優勝」。こうした経歴は確かに素晴らしいものですが、初心者の指導においては必ずしもプラスに働くとは限りません。むしろ注目すべきは「指導歴の長さ」と「どんな生徒を教えてきたか」です。たとえば、「3歳から80代まで指導経験あり」や「保育士試験対策からジャズピアノまで対応」といった記述がある講師は、多様なニーズに応えるための引き出しを豊富に持っています。

特定のジャンルやレベルに特化した講師も魅力的ですが、初心者のうちは「壁にぶつかったときに、別の角度から説明できる柔軟性」が求められます。幅広い年代や目的を持った生徒と接してきた講師は、コミュニケーション能力が高く、あなたのペースに合わせた指導が得意な傾向にあります。輝かしい演奏実績よりも、泥臭い指導実績の中にこそ、良い先生のヒントが隠されているのです。

SNS・ブログの発信内容から「人柄」と「教育観」を探る

最近では、多くの講師や教室がSNSやブログで情報発信をしています。これは、レッスン以外の講師の「素顔」を知るための貴重な情報源です。チェックすべきポイントは、投稿の内容が「自分の演奏活動の宣伝や自慢」ばかりか、それとも「生徒への想い」や「役立つ知識のシェア」か、という点です。後者の場合、その講師は生徒の成長に喜びを感じるタイプである可能性が高いと言えます。

また、文章の言葉遣いにも注目してください。専門用語ばかりを並べ立てていないか、否定的な言葉を使っていないか。SNSは編集可能なプロフィール文とは異なり、その人の本音がポロリと出やすい場所です。「生徒さんが頑張ってくれて嬉しい」「今日はこんな発見があった」といったポジティブな発信が多い講師なら、実際のレッスンも明るく前向きな雰囲気で行われることが期待できます。

プロフィール写真の「表情」と「雰囲気」は直感を信じる

非科学的に聞こえるかもしれませんが、プロフィール写真から受ける「第一印象」は意外とあなどれません。腕を組んで威厳たっぷりに写っている写真と、楽器を構えて優しく微笑んでいる写真。あなたが「習ってみたい」と感じるのはどちらでしょうか。写真は、その講師が「生徒にどう見られたいか」というセルフブランディングの表れでもあります。

威厳のある写真は「厳格な指導」を好む層には響きますが、楽しく続けたい初心者にとってはプレッシャーになるかもしれません。逆に、親しみやすさを強調している写真は、初心者を歓迎する姿勢の表れです。「この先生なら質問しやすそうだな」「優しそうだな」というあなたの直感は、相性を見極める上で重要なセンサーとなります。理屈だけでなく、生理的な「話しやすそう感」を大切にしてください。

体験レッスン中にチェックすべき「5つの質問」と観察眼

いよいよ体験レッスン本番です。ここでは、ただ講師の指示通りに楽器を弾くだけでなく、あなたが能動的にチェックすべきポイントがあります。それは、講師との「対話」の質です。楽器の技術は短時間では判断できませんが、コミュニケーションの質は数分で分かります。以下の5つのポイントを意識しながら、講師の挙動を観察してみてください。これらがクリアできれば、その講師は信頼に足る人物です。

チェック1:生徒の「やりたいこと」を最初に聞いてくれるか?

レッスン室に入って挨拶を済ませた後、講師が最初にするアクションに注目してください。すぐに教本を開いて「じゃあ、ここから弾いてみましょう」と一方的に進める講師は要注意です。良い講師は、まず必ずヒアリングを行います。「どんな曲が好きですか?」「どうして音楽を始めようと思ったのですか?」「将来どんなふうに演奏したいですか?」と、あなたのゴールを確認することから始めるはずです。

このヒアリングがないままレッスンが進むと、あなたの目的と講師の指導方針にズレが生じたままになり、やがて「思っていたのと違う」という不満につながります。生徒のニーズを把握し、それに合わせてカリキュラムを微調整できるかどうかが、プロの指導者としての最低条件です。あなたの話を興味深そうに聞いてくれるか、そこをまずは確認しましょう。

チェック2:質問した時に「なぜわからないの?」という顔をしないか?

レッスンの途中で、わざと少し初歩的な質問をしてみるのも一つの手です。「この記号はどういう意味ですか?」「うまく指が動きません」などと聞いてみてください。その時、講師が一瞬でも「そんなこともわからないの?」という呆れた表情や、面倒くさそうな態度を見せたら、その講師はやめておいた方が無難です。初心者が質問するのは勇気がいることです。その勇気を挫くような態度は、指導者として失格です。

優れた講師は、質問されたことを喜びます。「良い質問ですね!」と笑顔で受け止め、「これは多くの人が悩みやすいポイントなんですよ」と共感を示した上で、丁寧に解説してくれるでしょう。この「心理的安全性」があるかどうかが、長く続ける上での生命線となります。「こんなことを聞いたら恥ずかしい」と思わせない空気作りができるか、そこを厳しくチェックしてください。

チェック3:フィードバックが具体的か?「ダメ出し」で終わっていないか?

演奏に対して、講師がどのような言葉をかけるかも重要です。「そこは違う」「もっと練習して」といった、単なる「ダメ出し」で終わる講師は避けましょう。これでは生徒はどう改善すればよいのか分からず、ただ自信を失うだけです。良いフィードバックには、必ず「具体的な処方箋」がセットになっています。

「今のリズムは少し早かったですね。メトロノームを使って、まずはゆっくり確認してみましょう」や、「肩に力が入っていますね。一度深呼吸をして、座る位置を少し変えてみましょう」など、行動レベルで修正できるアドバイスがあるかどうかが鍵です。「もっと気持ちを込めて」といった精神論ではなく、物理的・技術的なアプローチで解決策を提示してくれる講師こそが、あなたを上達へと導いてくれます。

チェック4:講師自身が楽しそうにしているか?

音楽は「音を楽しむ」と書きます。教えている本人が楽しそうでなければ、生徒が楽しめるはずがありません。淡々と事務的に仕事をこなすような態度ではなく、音楽の話をするときに目が輝いているか、あなたの演奏を聴いて一緒にリズムをとったり、楽しそうに伴奏をしてくれたりするかを観察してください。

講師の情熱は伝染します。「音楽って本当に楽しいですよね」というオーラが出ている講師のレッスンを受けると、不思議と練習へのモチベーションが上がります。逆に、疲れた顔で時計を気にしながらレッスンをするような講師では、こちらのやる気も削がれてしまいます。講師自身が音楽のファンであり、レッスンの時間を心から楽しんでいるか。これは言葉以外の部分から伝わってくる重要な情報です。

チェック5:否定語(でも、だって、ダメ)の頻度

会話の中で、講師が使う言葉のチョイスにも耳を澄ませてみましょう。「でも」「だって」「ダメ」といった否定的な言葉(D言葉)が多い講師は、無意識のうちに生徒の可能性を狭めてしまいます。「でも、それは難しいですよ」「ダメじゃないですか」と言われ続けると、生徒は萎縮し、チャレンジ精神を失っていきます。

一方で、良い講師は肯定的な言葉(イエス・アンド法)を使います。「なるほど、そういう弾き方もありますね。さらに良くするために、こうしてみましょう」というように、一度受け入れてからアドバイスをする話法です。否定語を使わずに指導できる講師は、コミュニケーションのプロフェッショナルです。言葉の端々に現れる「生徒へのリスペクト」を感じ取れるかどうかが、最終的な満足度を左右します。

アサヒ音楽教室の講師陣における「2つの絶対基準」

ここからは、手前味噌になりますが、当教室がどのような基準で講師を採用し、育成しているかをご紹介させてください。これは、皆様が他の教室を検討される際にも、「ここまでこだわっているか?」という比較基準として役立つはずです。私たちは、単に楽器が弾ける人を集めているわけではありません。

音楽を通じて人生を豊かにするパートナーとして、以下の2点を絶対的な採用・育成基準としています。

基準1:豊富な指導経験と人間性重視の採用

当教室の採用試験では、演奏技術の審査はもちろん行いますが、それ以上に時間を割くのが「模擬レッスン」と「面接」です。どれだけ超絶技巧で演奏できても、生徒の目を見て話せない、挨拶ができない、偉そうな態度をとる応募者は、その場で不採用となります。私たちが求めているのは、プロの演奏家である前に、一人の魅力的な大人であることです。

特に重視しているのは、「初心者のつまずきに共感できるか」という点です。過去に苦労して練習した経験や、生徒の成長を心から喜べる温かい人間性を持っているかを厳しくチェックします。その結果、採用倍率は非常に高くなりますが、妥協することはありません。だからこそ、当教室の講師陣は全員、自信を持っておすすめできる「人柄のプロフェッショナル」ばかりなのです。

基準2:独自の「コーチング技術」習得

当教室の最大の特徴は、全講師が「コーチング技術」の研修を受けていることです。第2回でも触れましたが、ティーチング(教える)だけでは、生徒の自発性は育ちません。講師は、生徒のモチベーションの源泉がどこにあるのかを探り、「どうなりたいか」というゴールを共有し、そこへ向かうための伴走者となる必要があります。

具体的には、「なぜ練習できなかったの?」と詰問するのではなく、「どうすれば練習時間を確保できるか、一緒にスケジュールを見直しましょう」と提案するアプローチです。また、小さな達成を見逃さず承認することで、生徒の自己肯定感を高めます。「先生と話すとやる気が出る」「もっと弾きたくなる」。そう感じていただけるのは、講師が意図的にコーチングのスキルを使ってコミュニケーションをとっているからなのです。

実例:コーチング指導で「練習嫌い」が変わった生徒のエピソード

ある小学生の生徒の例をご紹介します。彼は他の教室で「練習しないと怒られる」という経験をし、ピアノが大嫌いになって当教室に来られました。担当講師は最初の数ヶ月、無理に弾かせることをせず、彼の好きなアニメの話や学校の話を傾聴し続けました。そして「このアニメの曲、かっこいいよね。サビだけ片手で弾いてみない?」と提案しました。

講師は決して否定せず、「すごい!音が鳴ったね!」と承認し続けました。すると彼は「次は両手で弾きたい」と言い出し、自ら練習を始めたのです。今では発表会で堂々と演奏するまでに成長しました。これは技術を教え込んだのではなく、コーチングによって「やりたい」という気持ちに火をつけた結果です。このように、心のスイッチを入れることこそが、私たちの使命だと考えています。

「あなたにぴったりの先生」が必ず見つかる理由

良い講師の条件と、それを支えるシステム。この両輪が揃って初めて、理想の音楽ライフが実現します。当教室では、生徒様一人ひとりが運命の講師と出会えるよう、万全のサポート体制を整えています。「どんな先生がいいかわからない」という方でも安心してください。多様な選択肢とマッチングの仕組みが、あなたの不安を期待へと変えていきます。

多様なバックグラウンド:クラシック、ジャズ、ポップス、現役バンドマン

「音楽教室」というと、クラシック一辺倒のイメージがあるかもしれませんが、当教室には極めて多様なバックグラウンドを持つ講師が在籍しています。音大出身のクラシック専門家はもちろん、ライブハウスで活躍する現役のロックミュージシャン、ジャズクラブで演奏するピアニスト、保育の現場を知り尽くした指導者など、その顔ぶれは実にカラフルです。

この多様性は、あなたの興味の広がりに対応するためにあります。「基礎はしっかりクラシックで学びたいけれど、いつかはポップスの弾き語りもしてみたい」。そんな要望にも、それぞれの専門家が連携して応えることができます。一人の先生に固定されず、ジャンルを超えて音楽の楽しさを吸収できる環境は、あなたの感性をより豊かにしてくれるでしょう。

マッチングの仕組み:スタッフが生徒の性格や目標をヒアリングし、最適な講師を提案するサポート体制

入会前のカウンセリングでは、専任のスタッフがあなたの性格やライフスタイル、音楽の好みをじっくりヒアリングします。「褒められて伸びるタイプか、論理的に指摘されたいタイプか」「静かな先生がいいか、元気な先生がいいか」。こうした細かい要望をお聞きした上で、膨大な講師データの中からベストマッチする講師をご提案します。

機械的な割り当てではなく、人と人との相性を熟知したスタッフが間に入ることで、ミスマッチの確率は格段に下がります。もちろん、提案された講師が合わなければ、何度でも相談してください。「やっぱり女性の先生がいい」「もっと年配の先生がいい」といったリクエストも大歓迎です。納得いくまで選べるプロセス自体を、私たちは大切にしています。

講師変更も自由:「別の先生も受けてみたい」がポジティブに受け入れられる文化

当教室では、講師の変更や指名替えをシステムとして保証しています。面倒な手続きや、講師への気遣いは一切ございません。専用のアプリや窓口で希望を伝えるだけで、次回のレッスンから新しい講師で受講することができます。これは「浮気」ではなく「武者修行」のようなものです。

色々な講師のレッスンを受けることで、「A先生はこう言っていたけれど、B先生はこういう表現をするんだ」という発見があり、音楽への理解が立体的になります。講師同士もカルテを共有し、連携していますので、引き継ぎもスムーズです。「今日はあの先生に会いに行こう」。そんな気軽さでレッスンを楽しめる自由な文化が、ここにはあります。

おわりに

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。長い文章にお付き合いいただいたあなたは、すでに「ただなんとなく習う」のではなく、「人生を豊かにするための能動的な選択」をする準備ができています。

音楽は、一生の友となり得る素晴らしい趣味です。しかし、その入り口で誰の手を取るかによって、見える景色は全く違ったものになります。どうか、「近いから」「安いから」という理由だけで妥協せず、「この人なら信頼できる」「この人と一緒なら頑張れる」と思えるパートナーを見つけてください。その出会いは、あなたの日常に彩りと感動をもたらしてくれるはずです。

アサヒ音楽教室の体験レッスンご案内

最後までお読みいただきありがとうございました。もし、私たちが大切にしている「コーチング指導」や「講師選択の自由」に共感していただけたなら、ぜひ一度、アサヒ音楽教室の無料体験レッスンにお越しください。

無理な勧誘は一切ございません。まずはあなたの「やりたいこと」や「不安」をカウンセラーにお聞かせください。あなたにぴったりの講師を厳選し、音楽の楽しさを再発見できる時間をご提供します。

「記事を読んだ」と言っていただければ、スムーズにご案内可能です。下記のボタンから、お近くの教室と講師のプロフィールをチェックしてみてください。あなたとの出会いを、講師一同心よりお待ちしております。

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